著者:別形式 | Akashi, Masakazu / Nagato, Hisanori / Yokouchi, Yasumichi / Saito, Yasuo |
著者:所属(別形式) | Josai University, Faculty of Science / Josai University, Faculty of Science / Josai University, Faculty of Science / Josai University, Faculty of Science |
抄録 | 本学競技選手の持久力の現状と水準を把握しトレーニング計画立案のための資料を得る目的で, 最大酸素摂取量を測定し, 全日本を代表する一流競技選手の測定値と比較検討した。その結果は次のとおりである。1. 有気的作業能力が競技力の決定要因と思われる長距離選手, サッカー選手は, 一流競技選手と比較すると, 最大酸素摂取量で24%, 29%劣り, 体重当りの最大酵素摂取量で27%, 26%劣っていることが明らかになった。2. 有気的作業能力が比較的低いとされている短距離選手, バレーボール選手, アメリカン・フットボール選手は, 一流競技選手と比較すると, 最大酸素摂取量で8%, 27%, 17%劣り, 体重当りの最大酸素摂取量で, 5%, 12%, 3%劣っていることが明らかになった。以上の結果から, 本学競技選手の持久力は, 競技水準を考慮しても全体的に低い傾向を示した。その中でも, 持久力が最も必要とされる長距離選手, サッカー選手が低い水準であることが明らかになった。 |